日本大学生物資源科学部富士自然教育センター

周辺案内

富士自然教育センター周辺には、自然に触れ合える見学地がたくさんあります。日頃、自然と触れ合う機会の少ない方は、センターにお越しの際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

田貫湖

田貫湖

田貫湖は断層運動により隆起した古富士泥流の窪地に水が溜まったもので、その上に天子山塊東斜面からの表流水が湛水しています。昔は狸沼と呼ばれる湿原でしたが、農業用かんがい用水源、発電用水として、湖沼の人工化が進められてきました。現在、東西2km、南北1km、周囲4km、貯水量119万6000トンの規模となっています。

湖畔にはサクラ、ツツジ、アジサイが植栽され、春の桜から秋の紅葉まで、雄大な富士山をバックに美しい風景が広がっています。例年4月20日前後と8月20日前後には、朝日が富士山頂から顔を出す、ダイヤモンド富士が眺望できます。波の穏やかな日には、田貫湖の湖面に映るダブルダイヤモンド富士も見られます。

環境省 田貫湖ふれあい自然塾

田貫湖ふれあい自然塾

環境省が進めている自然学校の第1号。「自然とのふれあい」に重点をおき、専門のスタッフによる自然体験プログラムと、充実した体験のためのビジターセンターおよび宿泊施設を併せ持つハード・ソフト一体型の施設です。

自然体験を通じて、自然を楽しみ、学ぶことから、環境保全への関心を高め、それを日常の行動に結びつけることができるよう、さまざまな自然体験プログラムを展開しています

田貫湖ふれあい自然塾ホームページより)。

朝霧高原

朝霧高原野焼

富士山の西麓の高原地帯は、朝に霧が多く発生することから朝霧高原と呼ばれています。夏期は冷涼ですが、南西から流れ込む気流により、冬期を除いて湿度が高いのが特徴です。かつては軍の演習地でしたが、戦後入植・開拓事業が進み、現在では、約1000ヘクタールに及ぶ広大な草地で酪農が行われています。

北側の根原地区では、草原を維持するため、毎年4月に「野焼き」が実施されています。日大生もボランティアとして、その消火活動に参加しています。

白糸ノ滝

白糸の滝

富士川水系芝川にある白糸の滝は、岩盤を伝わって流れる水が岩肌の窪みに入り、流れ落ちる様子がきらきら輝く繭糸を吊り下げたように見えるところから、その名が付けられたと言われています。名勝・天然記念物に指定されている他、日本名水百選、日本の滝百選にも選定されています。

2013年に「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されました。

当センターから東名自動車道へ向かう途中に位置しているため、お越しになる際またはお帰りの際に立ち寄りやすい場所です。

小田貫湿原

小田貫湿原

田貫湖北側に位置する小田貫湿原は、静岡県側の富士山麓では唯一の低層湿原で、大小125余りの池が点在しています。大きな湿原の中央には、渡り板が掛けられ、小田貫湿原ならではの珍しい昆虫や植物などを間近に見ることができます。昆虫は、70種余りの蝶、20種余りのトンボ、蛙などが生息し、野鳥の BGMも楽しめます。

富士養鱒場

富士宮市は、ニジマスの日本一の生産量を誇っています。富士養鱒場では、ニジマスを中心としたマス類種苗の生産と供給を行うとともに、増養殖等に関する試験研究を行い、静岡県マス類殖業の誕生と発展に寄与しています。

牧場

センター周辺には酪農業を営む方も多く、見学・体験のできる牧場が点在しています。それぞれの牧場の特徴を生かし、動物とのふれあいや体験教室(例:バター作り・アイスクリーム作り)なども行っています。牧場でとれた新鮮な牛乳を使用した乳・乳製品は絶品です。

まかいの牧場 (FNECからおよそ5.1km)

富士ミルクランド (FNECからおよそ7km)

いでぼく (FNECからおよそ9.1km)

土井ファーム (FNECからおよそ10km)

狩宿の下馬桜

狩宿の下馬桜

1193年、富士の巻狩りの際に、源頼朝が馬から降りた所だといわれる「狩宿の下馬桜」は、国内最古のヤマザクラ(樹齢800年以上と言われる)といわれ、昭和27年3月に国の特別天然記念物 に指定されています。地元では、周辺の田に菜の花を植栽し花見時期前から景観づくりに努めており、これも今では風物詩となっております。

開花時期は毎年4月中旬で多くの花見客で賑わいます(駐車場あり)。

陣馬の滝

陣馬の滝

 五斗目木川にかかる素朴で美しいこの滝は、源頼朝が富士の巻狩りで近くに陣を張ったことから「陣馬の滝」と呼ばれています。毎年8月下旬には、地元有志による「陣馬の滝まつり」が開催されます。夏になると涼を求めて多くの方が訪れています。

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